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金利が下がっても借金が楽になる訳ではない・・。
2006.08.22(Tue)
最近、新聞、ニュースでよく聞く消費者金融の上限金利引き下げ問題ですが、実際利用している立場で考えると、金利が下がれば返済が楽になるという気がしますが、果たしてそうでしょうか?

議員や識者が貸金業規制法、利息制限法、出資法の改正について議論していますが、彼らは単純に多重債務を生む原因は高金利にあると言わんばかりの議論を交わしているようです。

元消費者金融支店長としては、どうもこの議論は的を得ていないような気がしてならないのです・・。

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以前にも、似たような記事を書きましたが、改めて金利低下が何を生むのかを考えてみたいと思います。

まず、利用者として考えれば、支払う金利が少なくなるのは、大歓迎でしかありません。
そりゃあ、誰だって利息は少ない方がいいに決まっていますよね。

でも、よくよく考えてみると、こういう事はないでしょうか?

金利が安くなるということは、言い換えればお金が借りやすくなるということにはならないでしょうか?

例えば、目の前に欲しいものがあったとします。そのものを手に入れるには、お金を借りないと手に入らないという時、ローンで購入しようと考えます。そこで、そのローンの金利が高いのと安いのとでは、どちらが自制心が働くでしょうか?

極論すれば、支払う金利が0円だった場合、即金で買うのと同じなので手軽に購入してしまうかも知れません。

逆に金利が物凄く高い場合、利息がもったいないと感じて購入を諦めるかも知れません。
通常の金銭感覚の持ち主なら、普通の発想だと思います。

金利0円でもローンを組んだ場合、利息の支払いはなくても借金することには変わりありません。
逆に高い利息がもったいないと考えて購入をあきらめれば、借金は0円です。


管理人は何が言いたいのかというと、多重債務の問題を真剣に解決したいのなら、金利を下げたところだけでは、多重債務者は減らなということです。

多重債務の本当の原因は、今の日本ではそこそこの定職に就いていれさえすれば、返済能力を超えるビックリするくらいの金額を簡単に借りれてしまうことが原因なのです。


今、政府は多重債務者があまりに多いので、多重債務者を減らしたいと考えています。

多重債務者が発生する原因は、消費者金融をはじめ、信販、ローン会社などの高金利が原因と考えているので、金利を強制的に下げれば多重債務者は減るだろうと考えているわけです。

そんなことでは何の解決にもなりません。

グレーゾーン金利撤廃論は正しいか? 」でも書きましたが、金利を下げても破産者が減らなかったことは、過去何度も経験しています。

したがって、真に多重債務の問題を解決したいと思うなら、お金を借りれなくする仕組みを作るしかありません。
例えば、新聞にもありましたが、情報機関の一元化を図ったうえで、貸付可能金額を法的に上限を定めるなどの制限を設けることが必要だと考えます。


管理人はもっと根本的な議論からやり直して欲しいと言いたい。


法律ガチガチでお金を借りる仕組み自体を抑制してお金を簡単に借りれなくして多重債務者が少ない社会がいいのか、逆にアメリカのように規制緩和で市場原理に任せて、年間の破産者が百数十万人になったとしても、国があまり関与しない自己責任の社会がいいのか、お金の貸し借りについてのあるべき姿をもっと考えないと、今回の改正もまた小手先だけの一時しのぎにしかならないような気がするのです。


貸金業界の歴史は社会問題化と法改正の繰り返しです。
マスコミをきっかけに世論に火が付くと法改正をして一時しのぎをし、また、数年後世論に火が付いて法改正をするということの繰り返しなのです。

いい加減に、そういうのはやめてもらいたいですね。
このままだと、法改正を行なったとしても、数年後必ず同じような問題が発生することは間違いないでしょうね。

もっと、根本的な解決ができるような議論をして欲しいですね。


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